「世界平和は一人ひとりの祈りから」
ユネスコ憲章では、“人の心の中に平和の砦を築かなければならない”としています。
まさに戦争を起こすのも、平和を築くのも、一人ひとりの心の中から生まれるものでありますから、世界平和を実現するのは、人類の意識にかかっていると言って過言ではありません。
私たち一人ひとりは、それぞれの国、民族、宗教に属する個人であると同時に、地球全体を構成する人類の一員であります。
いまこそ人類は、国―国、民族―民族、宗教―宗教、強―弱、貧―富、優―劣、といった二元対立を超えた地球意識を持ち、なおかつ大自然との一体感を持ってあらゆる動植物とも調和した、地球人としての生き方をしていかなければなりません。
人類すべてがそのような地球意識を持ち、平和に向けた心の結集をめざし、国や民族や宗教や政治などあらゆる立場を超えた、人類共通のユニバーサルな祈りとして、「世界人類が平和でありますように」 “May Peace Prevail on Earth” を世界各国の言葉で広めていくことを提唱しております。
このすべての違いを超えたユニバーサルな祈りによる平和運動は、第二次世界大戦後の1955年に平和哲学者であり、詩人・作家でもあった故五井昌久氏によって提唱され、半世紀以上にわたり世界中に浸透してきております。
平和の象徴として、平和のメッセージの書かれたピースポールは世界のほとんどすべての国に、20万本以上が建てられております。
人類の心が平和に向けて結集し、真の世界平和が実現しますよう、「祈りによる世界平和運動」への皆様方のご参加とご協力を、心よりお願い申し上げます。
代表 西園寺昌美
理事長 西園寺裕夫