2018年のはりまグローバルリンクWPPCは、姫路駅側のキャッスル・ガーデンで行われ、世界平和の願いの下、ミニコンサートとWPPCで和の響きを発信するというコンセプトで開催しました。
ミニコンサートでは、おかやま国際音楽祭グランプリ受賞者でミュージカル女優の清水ゆきさんと、国内外で活躍されているマルチ・ポップス・ギタリストの荒木博司さんのステージの魅力に多くの人が集まり、観客の方にはピースドールをプレゼントしました。
WPPCにも、出演者のお二人のほか、観客の家族連れの子どもたちなど、多くの方々が参加してくれたことは大きな喜びでした。最後にエジプトの青年が自国の国旗を掲げて、皆でエジプトの平和を繰り返し祈りました。(K.K)
パリから160km、ブルゴーニュにある真言密教のお寺、光明院。その境内にはフランス人の融快住職と日本の水屋神社の久保憲一宮司の出会いがきっかけとなり、2006年秋に、フランスに初めての神道の神社、和光神社が建立されました。2018年の分祀奉祝祭では、神事、奉納演舞、献茶の儀式などに続きフィナーレでWPPCが行われました。日本からは20名ほどの神道の関係者が参列。その他、仏教徒、キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒、宗教宗派に属さないなど世界各国の方々と世界平和を祈ることができました。最後は豆折鶴のシャワーで平和の雰囲気の中、全てが一体となりました。(M.S)
ポーランドでは、毎年国際平和デーの前後に、イタリアや日本からも友人たちが駆けつけてくれ、日本の和の文化体験ワークショップとWPPSの平和活動を集中して行っています。今年は、これまで継続して行ってきた平和活動が認められ、更なる発展を見せました。
南部のイェレニャ・グーラの高校(写真)では、これまでポジティブな言葉の書道や広島の原爆を語り、平和の折り鶴を折るなどの交流を続けてきましたが、今年は市長も参加され、ピースポールの建立、平和をテーマにした高校生のグループ・ディスカッション、国旗カードでのWPPCへと大きく飛躍しました。
国際平和デーには、駐ポーランド川田司日本大使も参列され、日本から贈られた平和の鐘鐘打式を行い、この平和公園に新たに桜の木を3本植えました。
そして、一昨年このイベントに参加され共感してくださった方の尽力で、ワルシャワ郊外にあり宿泊施設や会議室、プールも備え、日本の武道とその哲学を学ぶスタラ・ビエシ道場でも、書道と折り鶴の平和ワークショップやピースポールの建立、フラッグセレモニーが実現しました。日本大使をはじめ、地域の来賓、武道家や子供たち約400名が参加し、これまで共に平和を発信してきた弓道や茶道のグループの披露のほか、和太鼓や能の披露などもあり、ポーランドと日本をつなぐ盛大な平和式典となりました。
ヤーセック・コズオブスキー/ポーランド