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スコットランドのロッカビーで飛行機爆破テロの追悼WPPC
カテゴリー:ピースセレモニー
(Photo: Mike Bolam)
1988年12月21日、ニューヨークに向かうパンアメリカン航空機がスコットランドのロッカビー上空で爆破され、乗員259名全員が死亡し、地上の民家11名も巻き込まれて死亡したテロ事件がありました。絶望と喪失の末、ロッカビー住民は犠牲者と家族に深い同情を示し、30年間その気持ちは変わることなく、今ではロッカビーの精神の一部となっています。これからは未来に注力し、平和のために活動を続けることになりました。
写真2点
(Photos: Chris Lake)
「ロッカビースクールでフラッグセレモニー」
2018年12月20日、ロッカビー・ピーススクールでは、平和の願いを込めたフラッグセレモニーが行われました。校庭にアラントンのスタッフ、学校のスタッフ、同校の生徒およびアメリカのシラキュース大学の学生が参加しました。シラキュース大学の学生が参加した理由は、30年前のテロ事件で35名の同大学の学生が貴い命を散らしたからです。ロッカビー・ピーススクールとシラキュース大学は、以来特別な深い関係を保ち続けてきました。
320人の小学生がピースアアンバサダー(平和大使)となって、旗手を務めました。彼らは国名が呼ばれる度に、心を込めてその国の平和を願い、国旗を掲揚しました。直接犠牲者を出したイギリス、アメリカ、日本を含む21カ国には、特に全体の注意が向けられました。
感想:子ども達が平和の大切さを理解し、心からぞれぞれの国の平和を祈っている様子をつぶさに見て感動しました。
感想:子ども達は純真無垢で、熱心かつ喜びに満ちあふれて国旗を掲揚していました。その様子は大人にとって一様に、未来は決して悪いものになるはずがないという感想を抱かせるものでした。
(Photo: Mike Bolam)
「タンダーガース教会への巡礼」
2018年12月21日、爆破された機体がかつて散乱していたタンダーガース教会の前は、私達の平和に向けた巡礼の旅を始めるに最適な場所でした。聖職者、教会関係者、ジャーナリスト、地元農家、羊飼いたち、アーティストが集まり平和の祈りと歌が捧げられました。
写真 馬 逆光
(Photo: Mike Bolam)
「バーンズウォークでのピースウオーク」
バーンズウォークは、大昔からの聖地で、飛行の際の目印となる場所で、ロッカビーを見下ろし、イングランドの湖沼地方まで見渡せる場所です。60人の人々が悲劇の中で無くなった方々の21カ国の国旗を掲げながら無言で丘の上まで歩きました。地元農家の女性は、ロッカビーの国旗を携えて白馬に乗って参加しました。
丘の上では、30年前の悲劇のショックが癒されるような静かで美しい景色を眺めながら、過去30年の思い出が静かに語られました。
Photo by Jessica Wheeler
ロッカビーの人々は、大いなる危機に温かく、優雅で繊細なホスピタリティ(癒しの心)を示しました。これらの癒しと追悼イベントにより、彼らは再び世界に対し、力強く世界の平和は私達の最優先事項であると発信し、コミュニティは、ポジティブな方向に向かって歩きだせることを、身をもって表しました。May Peace Prevail on Earth
Photos by Chris Lake
ロッカビーが平和でありますように
アルゼンチン、ベルギー、ボリビア、カナダ、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、アイルランド、イスラエル、イタリア、ジャマイカ、日本、フィリピン、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、トリニダードトバゴ、イギリス、アメリカが平和でありますように
世界人類が平和でありますように
|AUTHOR:WPPS日本オフィススタッフ|DATE:2019.01.10 01:04|