メキシコのイスタパ・シワタネホ市は、世界初の平和ツーリズム兼サステナブル・ツーリズムとして、「アミーゴ・デ・ラ・パス(平和の友)平和ツーリズム」が展開される都市となりました。
この観光プログラムは、市役所、企業、民間団体など、生態系や持続可能性、質の高い教育、文化遺産、国連持続可能な開発目標(SDGs)などを支持する組織の認知が高まるようにデザインされています。ホテル、レストラン、学校、企業が参加する大掛かりなもので、観光を通じてQue La Paz Prevalesca En La Tierra - May Peace Prevail On Earth. のメッセージを伝えています。
このプログラムは、パトリシア・アン・タリーさんの企画運営で、彼女が持っていた世界平和や思いやりの精神を持つ広範なネットワークを通じて行われています。今回アメリカとメキシコの多数の友人が、この素晴らしいプログラムの開始を見届ける為にこの観光プログラムに参加しました。
今回のプログラムは、シワ・タネホのお祭りから始まって1週間に及びました。そのお祭りは2012年に地元のアーティストが作ったピースポールの下で開かれ、ボーイスカウト、ガールスカウト、国際的なゲスト、馬に乗った地元のカウボーイ、地元コミュニティのリーダー達などが参加しました。地元先住民族の代表が、開会に当たり儀式と祈祷をして、パトリシアさんを始めとするプログラムの主要メンバーが挨拶しました。
ボーイスカウトとガールスカウトによって、ピースポールの下で活気あふれるWPPCが行われ、このプログラムのサポーターが待つ市営のバスケットボールのコートまでピースマーチが行われました。ここでは持続可能な平和観光ツーリズム賞の各部門の発表と表彰が行われました。
2月17日は、ビーチヨガで始まり、いくつかのピースポール巡って、平和集会を行いました。最初のピースポールは、メキシコの観光開発の為のナショナルトラストファンドの出資で出来たもので、イスタパの商業地区にありました。芸術的に製作されたピースポールが建立され、ポールの土台のセメントには、子ども達が手形をつけました。コミュニティのリーダーと若者が参加して、芸術的に製作されたピースポールを囲んでフラッグセレモニーが行われました。
商業地区のピースポール
次にイスタパのパライソのヴィラで本プログラム初のレストランでのピースポール建立が行われました。
午後遅くに、ラス・ブリサスホテルで平和観光会議が開かれました。多くのホテルの社長が出席して、平和観光プログラムへの関心の高さが伺われました。パトリシアさんからビジネス戦略とプログラムの3つの参加要件が説明され、それは1.ピースポール建立、2.国際平和デーのイベント開催、3.若者の活動支援でした。MPPOE インターナショナルの代表もスピーチしました。会議の後、同ホテルのメインロビーでピースポール建立が行われ、本プログラム初のホテル・ピースポール建立となりました。
ラス・ブリサスホテル
18日朝は、リザルディ学院の全校集会が開かれ、キャンパスにピースポールが建立されました。 学生たちは自分たちの手による創造性豊かなピースポールの出来栄えに誇らしげな笑顔を浮かべていました。本プログラム初の学校ピースポールの建立でした。
リザルディ学院
本ツアーのフィナーレは、 地元で観光ビジネスについて教えているゲレーロ自治大学に招かれ、若者たちによる伝統的な歌やダンスを見せていただきました。
平和の友観光プログラム は、メキシコの各地や世界各地での展開を視野に意欲的に計画され、その原動力はMay Peace Prevail on Earthのメッセージを伝えることの重要性と、世界情勢からこのメッセージがますます必要とされていることに端を発しています。
|AUTHOR:WPPS日本オフィススタッフ|DATE:2020.03.10 18:18|