Nov
27
対馬でピースポール・メンテナンス
カテゴリー:その他
11月1日(日)より4日(水)まで、対馬におよそ35年前に建てられたピースポール7本のメンテナンスを、地元の方々の協力を得て行ってきました。
昨年の台風とコロナの影響で、対馬のメンテナンス計画は2度延期。本来ならば予定されていた参加メンバー10名全員にお声を掛けるところでしたが、コロナ禍でもあり、今回は大林2名と長崎の岩丸 茂さん、対馬出身で福岡在住の北村さんで行いました。
今から36年前、Iさんは対馬で漁協の仕事で赴任しておられ、神社等に交渉して、12本のピースポールを建立されました。当時は東京、佐賀、そしてIさんを含めた長崎の会員さん3名で行なったものです。記録では、昭和59年3月、8月、昭和61年8月に建立しています。
現在では殆ど文字も消え、12本中、実際に残っていたのは7本でした。これらは基礎にコンクリートが施してあり、しっかりしていました。今回は国境ということもあり、ハングル語・中国語・英語・日本語の4面にメンテナンス用のステッカーを貼って修復しました。
峰町木坂の海神神社(木坂神社)、島大国魂神社、霹靂神社、和多都美神社、志二岐神社、厳原町豆酘の多久頭魂神社、厳原町浅藻の多久頭魂神社の各ピースポールです。
対馬の全島民3万人のところに、年間約30万人が韓国の釜山より船で50Kmのところにやってきます。山海珍味は豊富で素晴らしいことを除き、それほど観光地とも思えぬので、韓国の国策とも感じられます。
韓国には、古代よりつづくアジア大陸との交易の歴史を通じて、恨(ハン)の文化があり、その思想がうごめいている感じも致します。
仏陀の言葉「恨みに報ゆるに徳を以てす」とありますが、ピースポールはまさにこの役割を担っているものと思います。
(S.I, Y.O & M.O)
注:恨(ハン)は、朝鮮文化においての思考様式の一つで、感情的なしこりや、痛恨、悲哀、無常観をさす朝鮮語の概念。朝鮮における、文化、思想において全ての根幹となっている。 (wikipediaより)
|AUTHOR:WPPS日本オフィススタッフ|DATE:2020.11.27 17:55|