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第6回高山寺WPPC
カテゴリー:ピースセレモニー
第6回高山寺WPPCを3月27日にZoomによるオンラインで開催し、約160名の方々にご参加いただきました。今回は日本語と英語の二言語で行ったので、海外からも多数ご参加いただきました。
行事開始の10分前からは世界の各地に建つピースポールと合気道の方々のお写真の紹介、田辺市に2020年にオープンした植芝盛平記念館の写真や、ビデオなどを見ていただきました。今回は、合気道の開創、植芝盛平翁の墓所である合気道の聖地、高山寺のWPPCということで、各国・各地域のリーダーには、植芝先生の合気(愛気)の精神で日々、合気道をされている国内外の方々にお願いしました。これらの方々には、合気道を通してのご自身の深い体験と各人の素晴らしい平和メッセージをシェアしていただきました。
その後フラッグセレモニーを行い、最後に、ウクライナとロシアへは現地語でそれぞれの国が平和でありますようにと唱えました。ウクライナ出身のアレクサンドルさんがビデオを通して「愛のメッセージ」(この世界が愛で満たされますように。すべての人々が愛し合えますように)というメッセージと共に、ウクライナ語で「ウクライナが平和でありますように」ロシア語で「ロシアが平和でありますように」と唱えてくださいました。ロシアからも参加されていたのでこのメッセージは彼らにも届いたと思います。
プログラムの最後に高山寺ご住職の曽我部さまよりビデオで閉会のご挨拶をしていただき、第6回高山寺WPPCを無事終了いたしました。
ロシアとウクライナの戦争が始まり、パンデミックが長引く中、経済的、社会的に大きな問題が出てきている一方、このような状況の中で、地球規模でますます多くの人々が、人として大切なものに目を向け始め、平和への連帯が広がりつつあることを強く感じています。私たちは同じ地球に住む兄弟姉妹であり、ウクライナとロシアの問題は私たちの問題でもあると思えるようになってきていると感じています。このような時期に世界の国々に対して一国一国、その国の人と自然が本来の調和した姿を現しますようにと世界平和を発信してゆくWPPCの行事の意義深さを今回の行事を通して改めて再認識することができました。
参加された方々からのメッセージで、五井先生は合気道と世界平和の祈りは世界平和実現のための両輪であるとおっしゃられていた、ということをお話しいただきました。愛と光が一日も早く表に現れることを願いながら、来年の7回目もWPPCを通して世界平和を発信して行く機会にできればと願っています。
K. Z.
|AUTHOR:WPPS日本オフィススタッフ|DATE:2022.03.30 15:57|