12月3日、トスカーナ州ポルカーリ市で、クリスマス行事の開幕に、平和行進、フラッグセレモニーとピースポール建立をしました。実行委員会の方々から「今年は平和をテーマにするので、是非、お願いします」と熱心な依頼を受けて、開催しました。
朝、ポルカーリの街の守護聖人サン・ジュースト教会から、鼓笛隊に導かれたパレードで市役所前の広場へ。ポルカーリ市の紋章の旗と、"Che la Pace regni sulla terra"のバナー、そして、世界各国の国旗を持った小学生達と共に、校長先生他多くの先生方、父兄の方々、市長さんや牧師さんも行進に参加しました。市役所前のフェリーチェ・オルシ広場にてピースポール建立式が行われ、牧師さんの祝福の祈りのあと、市長さんと私がテープカットを行いました。ポールの手前には、旗手の子どもたちが書いたピースメッセージが埋設されました。
開会の挨拶に続いて、同広場の特設ステージでフラッグセレモニーを行いました。中国旗の旗手は小学校高学年生が務め、1か月前から、「旗手は、その国の平和大使として国民を代表する大切な任務である」という心構えを築き、平和について考えて意識を集中しました。本番では、敬意と誇りを持って国旗を掲揚し、堂々と役目を果たしてくれました。
市長さんは、「原爆の惨事を受けた国でありながら、犠牲者という想いを超えて、「世界に絶対に平和を築く」という使命を選んだ日本国民の素晴らしさを讃えます」と言われました。先生方も参加者の一般市民も皆、心ひとつに祈り、涙を浮かべて感動を示し、「毎年、平和をテーマにクリスマス行事を始めよう」と口々におっしゃいました。(T.S)

韓国・北朝鮮の国境にピースポール建立
カテゴリー:ピースポール
大韓民国の国境平和学校の校長、ピーターさんは、朝鮮戦争が勃発した6月25日前後の約一週間を毎年韓国と北朝鮮を分断している非武装地帯(DMZ)を歩いています。
非武装地帯(DMZ)は7つの区間があり、第6区間にある板門店、第4区間/鉄原の平和プラザや国境平和学校には何度も平和活動に訪れていますが、今回はピーターさんに誘われて、一番東側の第1区間に行くことになりました。
6月22日、私たちは空港から4時間の国境に宿泊し、翌日途中の万海村(マネムラ)で彼と合流し、非武装地帯第一ゾーンへと向かいました。雪岳山ふもとのジンブリョン峠には、朝鮮戦争に参戦した6か国の兵士たちの鎮魂のための墓碑/公園があります。最終日6月25日朝4時、朝鮮戦争が勃発した日時に合わせて大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の平和を祈り、その一画にピースポールを建立しました。このあたり一帯は当時の地雷がまだ埋められたままになっているそうです。
その後、韓国の最北端・高城(コソン)に向かいました。コソンのさらに北には地図上では国境右端の第一ゾーンにある高城統一展望台があり、そのすぐ向こうは北朝鮮です。海岸沿いには、金日成の別荘もあり、受付の方に卓上ポールとピースドールを贈呈しました。 この他、リゾートホテル(宿泊先)、高城の食堂、禾岩寺(ファムサ)、ソウルのカトリック明洞大聖堂などで平和活動を行いました。(F.K)
2017年8月、フィリピンのミンダナオ島を訪れ、3つの小学校で平和活動を行いました。
14日は、バタサン小学校の400人の子どもたちと先住民のチーフ、マキララ地区の区長、校長、PTA会長、NPOの代表、その他地域の人々とセントラルパークにて、7mの大型ピースポール建立式、フラッグセレモニーを行い、ピースドールを贈呈して喜ばれました。7mの大型のものは、地元の人々の注目を集め、恒久的なものを建てたいと思ったことが動機でした。フィリピン最高峰のアポ山の麓に、コンクリートで地下の基礎工事から始め、7メートルのピースポールを建立したものです。
6月には戒厳令が発令され、社会的に不安定な中での平和活動でした。この地域は先住民とキリスト教系の住民が半々の割合であり、まだまだ衝突が絶えないのが現実です。
特注ピースポールの正面には、先住民の言語で「フィリピンが平和でありますように」と表記しました。フラッグセレモニーでは、参加者全員で、フィリピンと世界の平和を祈りました。

15日は、キダパワンシティのキダパワンシティ小学校(モデル校)で1600人の児童と共にフラッグセレモニーを行いました。次回訪問の際もセレモニーを行うことを約束してきました。時間の関係で、記念撮影は2クラスのみでした。

16日は、同市のラナオ中央小学校で、800人の児童と共にフラッグセレモニーを行いました。学校側が、今回のピースセレモニーの告知ポスターを製作して、学校正面にポスターを掲げてくれていました。学校側の配慮にとても感動しました。政情が不安定な中、参加者全員が一丸となって世界各国の平和を祈ることができました。
O.A & O.H
8月7日、今年も五島列島の福江島を訪れ、ピースポール建立とWPPCを行いました。これは福江城(石田城)五島氏庭園・改築完成を祝いとして記念にピースポールを寄贈させていただいたものです。五島列島は、江戸時代には福江藩として五島氏によって治められていました。第35代当主は、典昭氏で、城山神社の宮司も務められています。幕末期に海防から作られた福江城の中にある五島氏庭園は、国指定名勝です。
まずは、美しく改築されたお城と庭園の随所を見学させていただき、素晴らしい説明を伺いました。その後改築記念ピースポールの建立と、駐車場のピースポールのメンテナンスを行いました。
城山神社に移動し、宮司に開会のご挨拶をいただいた後、祝詞と祈祷をしていただき、第1回ワールド・ピース・フラッグ・セレモニーを行いました。清々しく気持ちのよいWPPCでした。宮司には、「フラッグセレモニーという貴重な体験をさせて頂いたのも有意義でした。国境離島での、平和への願いが多くの方々へ伝わるよう願っています。」というお言葉をいただきました。この他、 以前神社の2カ所に建てさせていただいたピースポールのメンテナンス、プラークの張替えなどを行いました。
翌8日には、上五島を回り、政彦神社を訪れました。政彦神社の鳥居をくぐると英語、中国語、ハングル語等で説明案内がありましたので、ここだと思いました。今回のピースポールは正に、英語、中国語、ハングル語、日本語の4面で「世界人類が平和でありますように」と書かれたものを用意していたのです。 宮司が東京へ出張中で不在でしたので、奥様にお願いして参りました。(O.Y)
私たち一行は、5月6日から8日にかけて台湾での平和活動に出かけました。今回の目的は、台湾の先住民族の聖地にピースポールを建てることです。
始めに茶の名産地でもある「阿里山」に向かいました。日本でも台湾茶は人気です。台湾には16の原住民族がいると言われていますが、阿里山は「ツォウ族」の聖地です。
(台湾では「先住民」は、今は存在しない民族の意味なので、「原住民」が公式に使われている)ここは台湾有数の観光地で、阿里山国家風景区内には海抜2600メートルまでの山々が連なり、多種多様な動植物の生態を形成しております。茶畑は海抜1200メートルところに作られていて、その茶畑の所有者の方が我々の趣旨に賛同してくださり、建立してくださいました。
リーリーガーデン・リッチフォレストホテル日月潭は「アジア最大級の木造屋」といわれています。建物全体がヒノキで作りです。かつては米国STAR SERVICEより超五つ星ホテルと評価されたこともあります。同ホテルにピースポールを2本、正面玄関前に一対にして建立しました。
また台湾で一番大きい湖、日月潭(湖)のそばでは、アリ族の方に卓上ピースポールを贈呈しました。(I.M)
アルゼンチン プエルトマドリンに3本目のピースポール建立
カテゴリー:ピースポール
8月11日、アルゼンチンの海岸都市、プエルトマドリン3本目になるピースポールを海岸沿いに建立しました。CENPAT というパタゴニアの国立研究機関のちょうど向かいです。今回のポールは現地で手作りしたものです。参加してくれたみなさんは、ピースポール仲間です。海岸通はこの街の人が、ウォーキングをしたり、犬の散歩をしたり、多くの人が行き来する場所なので、少しでも人の目にメッセージが多く止まる場所に建てたいと思い選びました。今回は8月いっぱい平和の折り鶴教室も開いております。(A.H)
兵庫県たんたん温泉にピースポール建立
カテゴリー:ピースポール
2017年4月10日、兵庫県豊岡市但東町のたんたん温泉、福寿の湯にピースポールを建立させていただきました。先に仲間で、近くの東経135度、北緯35度の子午線クロスラインで、世界の平和を祈りました。温泉支配人の方に「平和のメッセージがいい言葉なので」とご賛同いただきまして、また建立の際もお手伝いいただきました。桜が満開の中で、うれしい建立でした。 N.M
三重県四日市市、一生吹山のピースポール建て替え
カテゴリー:ピースポール
2017年3月26日、三重県四日市市の一生吹山、毘沙門天内のピースポールを建て替えました。こちらは以前から立っていましたが、より多くの人に見ていただけるよう、土地管理者の方にお願いし、この度境内のよき場所に移設が叶いました。(T.E)
2017年5月22日、和歌山県高山寺でWPPCを開催させていただきました。高山寺は、聖徳太子と弘法大師に因んだお寺で、紀南の弘法さんとして有名なお寺です。高校時代の友人がご住職をされていて、また最近友人が、自分の高校の先輩であることを知り、こうした偶然が重なって、WPPCをお願いする運びになりました。お寺には、合気道の植芝盛平翁の墓所の脇にピースポールが建てられていたので、ピースポール活動の運動趣旨を伝えて、すぐに理解してもらえました。大生物学者、南方熊楠の墓所もあり、今年熊楠の生誕150周年であることから、国際生物多様性の日を選び、各地から26人の仲間が集まってWPPCを行いました。Z.K
スロバキアの小学校にピースポール建立
カテゴリー:ピースポール
6月20日、スロバキアのコシス市のピーススクール(小学校)で、多くの保護者も参加して、学校へのピースポールの贈呈式がありました。このピースポールはある保護者の方からの寄付でした。贈呈式では、この方から愛、平和、幸せについての短いスピーチがありました。子どもたちは、地球や自然に対する感謝の詩を読み上げました。(K.H スロバキア)