岡山県津山市のサムハラ神社奥宮で毎年開催しているWPPCは、今回現地からZoomを使用してオンラインで配信しました。新型コロナウイルスの影響で皆様が現地に集まることは叶いませんでしたが、日本や海外から89名の方がリモートでご参加くださり、WPPCの新しい可能性と広がりを感じました。ビデオを通して、毎年ご協力をいただいている大阪の荻野宮司からは開会のご挨拶を、三重の上村様からは雅楽の演奏をしていただき、メインのフラッグセレモニーでは、スライドを使い画面いっぱいに国旗をご覧いただけたので、プログラムに集中できたという感想をいただきました。また、神社周辺の地域に暮らす外国人の方々のご協力で、自国の国旗を掲げ平和に向けたビデオメッセージを作成。それを参加者の皆さんに共有し、それぞれの国に向けてお祈りをさせていただくことができました。(Z.K)
開催には、大きな決意と覚悟が必要でしたが、21回目となる長崎WPPCを無事、成功裏に終えることができました。コロナ禍の最中で、行政からは制限があるものの、開催は許可され、できる限りの対策をして臨みました。毎年各地からお手伝いに来ていただいていますが、今年は準備から片付けまでを7人で行いました。しかしながら、国内や海外からも、たくさんの方がグローバルリンクで参加してくださり、祈りの応援の力をいつも以上に力強く感じ、7人だけで行っている感じがまったくしなかったのです。日本をはじめ、インドネシア、インド、イラン、スペインなど日本在住の海外の方も飛び入りで自国の国旗を持ってくださいました。時折降る雨も、始まると晴れ上がり、最高のステージとなりました。皆様からのたくさんの祈りの応援を本当にありがとうございました。(Y.C)
今年の第28回広島ワールドピースフラッグセレモニーは、May Peace Prevail On Earth Internationalが主催したインターネット企画「ヒロシマ/ ナガサキ 75 」の第二部「国々の癒し」として開催させていただきました。
コロナ禍のため、事前に各国のスライド写真の作成、ボイスリーダーの練習などをオンライン上で繰り返し行って臨み、当日はすべてがスムーズでした。特に平和記念式典の「平和の鐘」に合わせ、世界の人々と共に瞑想の時間をもてたことは感慨深いものがありました。
また、この企画の共同ホストは「SINE Network」「Unity Earth」「Unify」 という非営利団体で多くのネットーワークを持つグループで、私たちに興味をもって下さり、愛、調和、慈しみの気持ちを全身全霊で伝えてくださったことがとても印象的でした。この度の経験によって私たちのグローバルの視点は大きく開かれたように感じています。 (O.M)
6月28日、 岡山市石山公園にてミニピースフェスティバルMay Peace 2020 in Okayama平和の樹Okayamaで主催しました。
岡山空襲の日の前日、コロナ旋風で世界の人々が悲しみ苦しみ恐怖の心で覆われている中、清水ゆきさんの平和の歌と、平和の樹で積み重ねてきた平和の響きを、平和で繋ぎ合う仲間たちと、岡山から世界へ、静かに熱く発信しました。(ソーシャルディスタンスに配慮して開催しました。)
1945年の岡山大空襲を祈念し、参加者全員の黙祷から始まり、清水ゆきさんの歌、大橋和文「平和の樹」代表の挨拶、清水ゆきさんの「亀島山の歌」などの後、岡山空襲時の証言集「むらさき花だいこんの願い」に所収されている山根俊子さんの体験記「私のあの日 あの時」が清水ゆきさんによって朗読されました。朗読後、山根俊子さんが壇上に上がり感激の挨拶をされ、最後に「平和が一番大事、戦争はダメ」と強く語られました。世界193ヵ国とその他の国々の平和を祈るセレモニーと続き、参加者全員の「ふるさと」合唱で締めくくられました。
平和の樹Okayama
9/21国際平和デー記念行事として、9月16日、WPPCとピースパレードを行いました。
今年は、はりまグローバルリンク単独で開催することになり、場所選び、プログラムについても、やりたいことをやる、夢の実現をコンセプトに、みんな一致協力して取り組みました。
場所は、「城を望み、時を感じ人が交流するおもてなし広場」として造られた姫路駅北にぎわい交流広場。WPPCは、広いステージに5ヶ国が整列すると、皆んなの祈り言葉に、空は澄み渡り、宇宙中が呼応し、応援しているようでした。若者たちが旗手に飛入り参加してくれたり、ある男性は最後まで何度も旗手を務め、記念撮影にも参加してくれました。また、広場管理者からは「とても楽しいイベントですね!」と喜ばれ、賛同のお言葉を頂きました。
パレードは、途中、陽気なフランス人カップルが加わり、姫路城前広場でお城をバックに一緒に記念撮影しました。その後、観光客の流れの中を、コースを折り返し、大手前通りの反対側、途中結構足どりが重くなったりしましたが、復路を終えた時は、疲れも吹飛び、達成感から、全身が喜びと感謝に包まれました。地元初参加4名は、WPPC、ピースパレードともに最後までご参加くださり、終始にこやかで笑顔でいらしたことが、印象的でした。
参加者34名。内はりまグローバルリンク15名、高齢他諸事情で準備からの実働は数名のところ、大阪・神戸・三田・岡山等遠方からのご協力を得て、はりまの地より世界の国々に平和の響きを届けることができました。
参加している最中のワクワク感、喜びはたとえようもなく昂揚していて、イベント終了後の達成感は全身歓びに満ちあふれました。やりたいことをやりきった!夢が実現した瞬間を体験させてもらいました。(H.T)
アメリカのサンタフェ市の修道院でWPPC&PP贈呈
カテゴリー:ピースセレモニー
10月10日アメリカのニューメキシコ州、サンフタフェ市ベコス村のベネディクト修道院でWPPCを開催しました。昨年、アメリカ人の友人とここへ来た時、アメリカ先住民のロル・コタンさんというアーティストの方と出会いました。日本人のような姓を持つ彼女はお父様がアパッチ族の出身でここで生まれ育った方でした。またこの修道院のシスターや修道院長も平和の集いが開かれることを喜んでくださり、今年、アメリカ在住のダニエル佐藤京子さんのご協力をいただきWPPCの開催が実現しました。また後日、修道院に建てられたピースポールのご報告ができますことを楽しみにしています。(Z.K)
アメリカのニューメキシコ州、サンタフェ市内のセント・ビーディーズ・エピスコパル・チャーチで10月11日にWPPCを開催しました。この教会はアメリカ人の友人が通っていた教会です。この教会の前庭にはエピスコパルチャーチの旗とともにレインボーカラーの旗があり、虹の色はあらゆる人々を受け入れるという教会の有り様を示しているということでした。
教会の代表のマイケルさんは東京三菱銀行で勤務されていたり、東京で働いていたイラン系アメリカ人のエブラハムさん、新日鉄で英語教師をしていたジョードさんといった日本にご縁のある方たちや地元のアメリカ人の方々、コロンビア出身、モンゴル出身のアメリカ人の人たちもWPPCに参加してくださいました。
海外では初めての試みでしたがZOOMを通じての中継をすることもできました。日本は朝の午前4時という大変早い時間にもかかわらず多くの方にご参加いただきました。またアメリカの方々もご参加いただき交流ができましたことを嬉しく思います。
WPPCの後、すぐに教会の正面にピースポールが建立されました。全米で多くのピースポールを建てられた経験を持たれているダニエル佐藤京子さんと現地の教会の方々のスピーディーな連携でまたたく間に完了しました。この教会を私に推薦してくれた友人も翌日、ピースポールを見て大変喜んでくれました。
(Z.K.)
2019年3月、フィリピン共和国ミンダナオ島アレオサン市役所前に7メートルのピースポールが完成しました。これは基礎設計からフィニッシュまですべて自分で行なった平和のシンボルで深い愛着があります。
もともとフィリピンで平和活動を行うきっかけとなったのは、第二次大戦の歴史ですが、過去5年間フィリピンの小中学校でフラッグセレモニーやピースポール建立を続けていくうちに、ミンダナオ島では25年以上続いたイスラム教勢力による内戦が、2013年に再発したことを知り、こちらに平和活動の目標を移しました。こちらではテロや誘拐事件が多数起こっています。
ミンダナオ島にはイスラム自治区があり、その境界線にミッドサヤップ市が有ります。この周辺は何度も何度もイスラム過激派組織の襲撃を受けている地域なので、ミッドサヤップ市長と面談しピースポール建立をお願いに上がりましたが、更に攻撃を受けることになるかもしれないとの懸念から断わられて、隣りの市であるアレオサン市の市長に懇願して許可をいただきました。
7メートルのピースポールにしようと考えた理由は、平和を強く求めていることを表現するため、巨大なピースポールを立てようと思い立ち、さらに自分の設計能力を活かして、7メートルに決めました。現在も使われている方言が4つ在り、日本語、英語以外でピースポールにあと2言語どれを使用するか決定するのに時間を要しました。市役所は、ピースポール建立に併せて芝生を新しく張り替え、ベンチ等もリニューアルして下さいました。完成式には、地元の多くの人々がお祝いに来てくれました。
O.A.
シカゴでは41回目のピースデーを9月23日に祝い、外交官、政府関係者、1000人を超える学生、老若男女の一般市民が参加しました。
その伝統としてロリ・ライトフット市長の合図で最初に一分間の黙祷が捧げられました。この女性市長は、シカゴのあらゆる民族コミュニティの平和と世界の平和に捧げるとスピーチしました。
午後のイベントのハイライトは、フラッグセレモニーです。世界各国の国旗が広場からステージに上がり、セレモニーが始まると参加市民は、ピース・イン・●●国!のよびかけに大きい声で元気に応えました。その後、スピーチ、音楽のライブ演奏と各国の伝統舞踊が次々に披露されました。ピースデー組織委員会は、シカゴの学校の生徒たちがピースデーに積極的に関われるよう、グッズを配りました。
シカゴのピースデーは、国連が国際平和デー採択に遡ること3年、1978年に開始されたものです。
今年のピースデーは、ピーススクールの校長であるチャールズ・キムさんが、シカゴ南部のジャクソンパーク内、日本庭園のフェニックスパークにある「スカイランディング」というオブジェの中で、平和瞑想を行って幕を開けました。このオブジェは、オノ・ヨーコさんデザインの蓮をモチーフにした造形です。平和瞑想は、息を吸うときに「ワールド」、吐くときに「ピース」と言いながら行う呼吸法を伴います。
「毎日を平和デーにする」という意気込みの下、ピーススクールはソーシャル・メディアで毎日一カ国ずつ、●●国が平和でありますようにというメッセージと写真を一緒にして発信しています。詳細は、buildthepeace.org.
ザ・ピース・スクール
9月21日の国際平和デー。岡山県笠岡市北木島で企画したフラッグセレモニーは、台風接近のため天気が危ぶまれた当日は雨も降らず、薄日の射す中、無事行うことが出来ました。参加者は8名と少ないですが遠方から来られた方もおられ、1人が数十か国の国旗カードを持つことになり、さらに熱も入り祈りの場が高まりました。途中から通りがかりの島民の方も参加されました。また、ZOOMでのネット配信もご協力により可能になり、ZOOM上でも約20名の参加者がおられ、場を越えた祈りの素晴らしさに感動しました。
瀬戸内海の穏やかな風景と街の喧騒から隔絶した島の自然の中で行うWPPCは、祈りの純粋さとエネルギーが倍加されるように感じられます。国際平和デーに合わせて行う北木島ピースセレモニーは来年以降も毎年続けていく予定です。手作りのWPPCは課題もたくさんありますが、ひとつずつクリアしてさらに素晴らしい北木島ピースセレモニーに進化することでしょう。
YK