8月9日、長崎平和公園にて、19回目のWPPC in 長崎を開催しました。今年は例年と比べてボランティアの方が少なく、セレモニーのスタッフをやりながら、旗手も兼任する少数精鋭で行いました。
一方、外国人の方の参加は例年に比べてかなり多く、助かりました。とりわけ、イタリアから短期留学で来日中のアンナさんは、こちらの事情を聞くと、最後までお手伝いしますと言われて、何度も何度も旗手を務めてくださり、心を込めて丁寧に国旗を掲揚し、お祈りくださいました。アンナさんも、「長崎には、絶対に来たかった。長崎に来て、何度も泣きました」と、原爆や戦争の悲惨さ、平和への強い想いを語ってくれました 。
また、平和学習で訪れていた中学校の先生と生徒たち10人余りが参加してくれたのも、嬉しい出来事でした。8月9日は鎮魂の日であると同時に、未来をつくる日でもあり、私たちは和やかな雰囲気で行いました。
今年は国連事務総長が前日から長崎入りをされて、また世界的にも多くの注目が集まった意義深い年でした。全国各地からお集まりくださった皆様、各地からお祈りくださった皆様に心より感謝申し上げます。私たちは長崎からWPPCで世界に平和を発信し続けます。
長崎WPPC実行委員会 代表 山口千寿
詳細・写真等はこちら http://juomujin.xsrv.jp/hiroshima_wppc/information/2018_nagasaki_wppc
7月の西日本豪雨により、広島県下も今までにない大きな災害が発生し、今もこの猛暑の中で懸命な復旧活動が続けられています。今年はそうした中での開催になりましたが、全国各地から多くの方々のご支援、御協力を戴き、また、五井平和財団吉川里香副理事長の急遽の御参加を戴き、お陰様で素晴らしいWPPCを開催することができました。
今年は、例年以上に多くの外国人の参加がありました。皆さんとてもにこやかに国旗を高々と振ってくれました。特に、アメリカから来た少年は、偶然にも自国のアメリカ合衆国の旗を振ることができ、それがとても嬉しかったのか、194ヶ国のお祈りが終わった後の、希望する国の祈りの時に、再びアメリカの国旗を掲げ自国のお祈りをしました。さらにボーイスカウトの正式ユニフォームに着かえ、3度目のアメリカ合衆国の旗を掲げお祈りをしてくれました。聞くところによると、終わった後、お母さんと泣いてたそうです。その子のお母さんは、「広島にやって来て、私たちが最も受け取らなくてはならない経験を一緒に出来ました」と話されたそうです。私たちのWPPCは、大人だけでなく子どもでも容易に直観できるパワーを持っていることを分からせてもらった瞬間でした。
8月6日この地は、奇跡の空間に変わります。誰もが抵抗なく、喜んで国旗を掲げ、平和の言葉を唱えることができます。旗も、言葉も輝いて見えます。この空間を多くの方々に体感してもらい、帰られてからも、その国、その地域でWPPCの心が展開し、拡大していく。そういう時代になってきたのだと感じさせてくれた今回の広島WPPCでした。
また、今年も全国の多く方々からたくさんのピース人形、折り鶴等を送っていただきました。それらが世界中に散らばり、その一つ一つの極めて丁寧に作られた作品が、彼の地で広島WPPCを思い起こさせてくれていると思います。皆様方のこうした毎日の支援、作品のお陰で、8月6日のWPPCが開催できていることに対し、改めて御礼申し上げます。
詳細・写真等は、http://juomujin.xsrv.jp/hiroshima_wppc/y2018
広島WPPSメンバーズ 代表 冨永昌平
6月17日正午から、北海道最北端の稚内市宗谷岬公園にて「第2回稚内市WPPC」を行いました。私達のチームは、東京、函館、札幌、稚内から16名が集まりました。強風が常である宗谷岬で、国旗を使ってのWPPCは困難なように見えましたが、全員が知恵と力を出し合い、一体となって行いました。参加者の方が気転をきかせて、本番で動き方を変えてくれたお陰で、たくさんの観光客の方達にWPPCを見て頂くことが出来ました。今回のWPPCで、どんな困難に見える事も、やり遂げるという想いで集まった人達にはかなわない!! 一致団結した人々の強さと、素晴らしさを実感しました。(インターナショナル世界平和の響き)
4月21日(土)、「アースデイ東京2018」のイベントの一つであるYES PEACE! SDGs ハッピーアースパレードに、グループで参加しました。他団体と一緒に私達も大きなパレードに加わり、各国の国旗とピースポールを携えて行進しました。
NHK前から公園通りを、渋谷スクランブル交差点へ、そして明治通りを表参道に向かい、原宿駅前、代々木公園へ戻って来ました。歩道側には、世界人類が平和でありますように、車道側に、May peace prevail on earth の横断幕を掲げて、またフラッグセレモニーを行いながら、約3キロを約1時間かけて歩きました。(NPO インターナショナル世界平和の響き)
4月22日、新緑の高知城下にて、今年もアースデイ高知のイベントにてフラッグセレモニーを行いました。
美しい国旗が一堂に並んだフラッグに惹かれて小さな子供たちが笑顔で国旗を掲げてくれましたが、なかにはフラッグと記念写真会場と思って近づくひとやフラッグの販売だと思いお財布をとりだす海外の方もおられ、「一国一国の平和のためにフラッグを掲げている」という主旨を理解してくださると、皆さま感動しておられました。
アメリカ、イギリス、ニュージーランド、とくにコスタリカとパラグアイの御一行は次々とお友達を連れてきてくださり、自国の国旗を掲げながら涙ぐまれて、友人を連れて来てくださる毎にピースドールを差し上げたことで、後から折り紙や和紙セットを私達にプレゼントくださりびっくりいたしました。
今年のアースデイ高知は海外の方が次々おいでくださったのは外国船が高知港に寄港したからだったと後で知り、グットタイミングのアースデイ高知でした。
アースデイ高知のスタッフの方々にはフラッグの搬入や場所の準備などお世話になり、大阪から駆けつけてお手伝いくださったk様や地元のf様のお陰様で無事に素晴らしいセレモニーを日本語と現地語でゆったりと3時間かけて行いました。(K.T)
昨年(2017年)5月に夫婦でサイパンを訪れた時、6年前(2012年)に建てたピースポール・メンテナンスのため、タポチョ山(サイパン最高峰)に行きました。到着すると、日本語2面、英語1画が剥がされ、辺りはゴミだらけで愕然としました。
その経過を踏まえ、2018年4月20日(金)から23日(月)まで、改めて9名で、WPFCとピースポールメンテナンスに行ってきました。
4月21日(上)オレアイビーチ&グリルレストランのウッドデッキにて、子ども達も参加してフラッグセレモニーを行いました。素晴らしいサンセットが背景でした。またミニピースポールも2本贈里しました。
4月22日(日)ピースポールメンテナンスを①ラストコマンドポスト(南雲中将が自決した場所)、 ②バンザイクリフ(米軍の降伏勧告に応じなかった日本兵や民間人が、「天皇陛下万歳」と叫びながら海に身を投げた断崖絶壁)、 ③グロット(ダイビングスポット)、④タポチョ山(最高峰で激戦区)の4ヶ所で行いました。
②のバンザイクリフは過去にメンテナンスした日本語が傷んでいた1枚だけ、同じものを貼り替えました。①③④は日本語、英語、中国語、韓国語のステッカーに貼り替え、①ラストコマンドポストと④タポチョ山は下部をセメントで固めました。
*ドライバー&ガイドのKeijiさんとAriさんは、心を込めて手伝って下さいました。修復に必要なセメントの調達を依頼すると、セメントは彼らの気持ちとして寄付してくれました。
メンテナンス終了後、Ariさんが撮られた私達の活動と動画や写真を会社に持ち帰り、社長のMr. Chris Nelsonさん(マリアナ観光局長も兼任)がそれを見られて、大変感動され、地元のテレビに放映して良いかの問合わせがありました。サイパンは今、旅行者のゴミマナーがひどく、問題化して島民が皆困っていて、あなたたちのピースポールメンテナンス、ゴミを拾う姿は大きな影響力があるとのことで、快諾しました。地元ニュース番組で2分間放映されたという報告を後で受けました。
*今回は慰霊の場所に、折り鶴のレイをお供えし、お祈りさせて頂きました。また用意したミニピースポールを5本とピースドール100体は、各地ですべて贈呈することが出来、大変喜ばれました。
*タポチョ山では、3名の台湾出身の若者たちが、私達の作集を感心した様子で合掌してじっと見ておられましたが、終了後には一緒にお祈りしたいと希望されたので、皆で輪になって中国、韓国語、英語、日本語の願で一緒にお祈り致しました。この若者たちは我々が立ち去る時も、ピースポールの側から去りがたそうにしていたのが、とても印象的でした。
*サイパングランドホテル内の日本兵の慰霊塔で祈っていたら、ホテルの従業員の男性が、感謝してお線香を持ってきて下さり、一緒に祈りました。最後の卓上ピースポールを贈呈しました。(O.Y)
森林再生のための世界学校(World School Championship for Reforestation)は、破滅的な世界中の森林破壊に対抗するため、世界の4つ大陸にわたる18の森林の再生に努めています。
2017年12月3日、森林再生のための世界学校主催で植樹が行われ、スペインのマラガに世界40カ国から有志が集まり、様々な木の苗を90本植えました。またこれを記念してフラッグセレモニーを行いました。未来の森林回復と世界平和の夢で、私達若者は大いに盛り上がりました。セレモニーのアイデアをくれたWPPSに感謝します。(P. C)
2017年12月15日に玉野市立山田中学校で、昨年に引き続き2回目となる「岡山ユネスコ協会と平和の樹okayamaによる協働の出前授業」を行いました。
1年生(20名)の総合学習の時間に「身近なところから始まる世界の平和を考えよう」をテーマに2時限の授業を行いました。1時限目は、今世界で起こっている戦争、貧困、自然災害等の問題とESD・SDGsという世界中の目標とその取り組みを紹介し、「SDGs目標16の「平和」について皆で考えよう」というところから授業を展開していきました。そして、国際理解に繋がるよう、岡山ユネスコ協会理事の小川正人先生に引率して頂いた、ベトナム出身留学生のチャン フイ トンさん(環太平洋大学次世代教育学部国際教育学科4年 男性)と、ホアン ゴック ビック チャンさん(同3年 女性)より、伝統民族衣装のアオザイを着用して流暢な日本語でベトナムの紹介をして頂きました。生徒たちは、明るく親しみやすい留学生お二人に、ベトナムについて積極的に質問をしていました。続いて、岡山ユネスコ協会理事の角田みどり先生に、岡山ユネスコ協会の活動をとても分かりやすく紹介して頂きました。
2時限目は、今回の学びが意識の広がりと行動の変容に繋がるように、世界193ヶ国とその他すべての地域の国旗を一国一国掲げ平和を祈るフラッグセレモニーを行いました。生徒たちは、教頭先生、担任の先生方、留学生たちと共に「〇〇国が平和でありますように」と、平和を願うメッセージを唱え、皆で心をあわせて取り組みました。最後のまとめの時間で今回の学びをふりかえり、「平和につながるように、すぐに自分にもできると思ったことは」の問に、「何事にも感謝の気持ちを忘れないこと。」「無駄にエネルギーを使わない。」「世界の国に関心を持つこと。」「友達などに親切に接すること。」「まずは、身近なところから平和をつくる」などの声が上がりました。
今回は、生徒さんたちと留学生さんで、授業の前に学校給食を一緒に食べました。食を共にすることで、益々親しみが湧いたことでしょう。「世界の平和は一人一人の心から始まる」ということを知るきっかけとなる授業になり、心に残る一日になったことと思います。
(平和の樹okayama)
12月3日、トスカーナ州ポルカーリ市で、クリスマス行事の開幕に、平和行進、フラッグセレモニーとピースポール建立をしました。実行委員会の方々から「今年は平和をテーマにするので、是非、お願いします」と熱心な依頼を受けて、開催しました。
朝、ポルカーリの街の守護聖人サン・ジュースト教会から、鼓笛隊に導かれたパレードで市役所前の広場へ。ポルカーリ市の紋章の旗と、"Che la Pace regni sulla terra"のバナー、そして、世界各国の国旗を持った小学生達と共に、校長先生他多くの先生方、父兄の方々、市長さんや牧師さんも行進に参加しました。市役所前のフェリーチェ・オルシ広場にてピースポール建立式が行われ、牧師さんの祝福の祈りのあと、市長さんと私がテープカットを行いました。ポールの手前には、旗手の子どもたちが書いたピースメッセージが埋設されました。
開会の挨拶に続いて、同広場の特設ステージでフラッグセレモニーを行いました。中国旗の旗手は小学校高学年生が務め、1か月前から、「旗手は、その国の平和大使として国民を代表する大切な任務である」という心構えを築き、平和について考えて意識を集中しました。本番では、敬意と誇りを持って国旗を掲揚し、堂々と役目を果たしてくれました。
市長さんは、「原爆の惨事を受けた国でありながら、犠牲者という想いを超えて、「世界に絶対に平和を築く」という使命を選んだ日本国民の素晴らしさを讃えます」と言われました。先生方も参加者の一般市民も皆、心ひとつに祈り、涙を浮かべて感動を示し、「毎年、平和をテーマにクリスマス行事を始めよう」と口々におっしゃいました。(T.S)
今回は、東京方面の方々、札幌道内の方々、および関係者のお陰で、無事大成功になりました 。
まちづくりセンターの1階ギャラリーで行い、まちづくりセンターに用事があっていらっしゃった方、研修等でいらっしゃた方、私達の前を通られた方は、めずらしそうに見ていきました。前を通らなかった方はもちろん、世界人類が平和でありますように! 〇〇の国が平和でありますように!の声と響きは届いたと思います。まちづくりセンターのインフォメーションにいたスタッフの方がたも見て下さいました。
今回のWPPCのお世話をして下さった方は、色々質問もして下さり、まちづくりセンターのブログに載せてくださいました。函館市地域交流まちづくりセンターの活動日誌に、載っています。写真も載って説明もグットでした。市民活動団体に登録しませんか!というお話しもあり、来年に繋がる嬉しいお誘いでした。
(インターナショナル世界平和の響き)