8月9日、長崎平和公園、爆心地にて、第23回長崎WPPCを開催致しました。
はじめに広島WPFC開催30回、おめでとうございます。広島から長崎へと繫がるリレーのようにバトンを受け取り、平和へと続くこのセレモニーを開催できることを嬉しく思います。
コロナ禍となり3回目の開催で、飛び入り参加は極力控えさせていただいていますが、国内在住の外国の方々の参加があり、6カ国を全員で祈りました。国旗を持たずとも、カメラや映像に収める方もいらっしゃいました。
今年は特に核兵器廃絶を訴える団体も多く、核兵器廃絶に意識を持つ方が増えていることも認識されていると思います。広島、長崎は特に核兵器の被害を受けたこの地で規模の大小関わらず、1カ国1カ国の平和を祈り続けることの大事さを強く実感いたしました。
また、長崎WPPCのためにピースグッズを送ってくださった方々に感謝申し上げます。飛び入りの方や周辺の方にプレゼントしてとても喜ばれました。
来年もこの地でセレモニーを開催し、平和への意識を高めていきたいと思います。
長崎WPPC実行委員会
Y.C.

今回のセレモニーでは、行方不明であった「広島大仏」が67年ぶりに広島に里帰りされた時期と重なりました。広島大仏は1955年まで、焼け野原の原爆ドーム前で被災者の供養をされていた大仏さんです。残念ながら広島市民でもその存在を知っている人は、ご高齢のごくわずかの方のみです。広島大仏が安置されている奈良の極楽寺の住職、田中全義様からメッセージをいただきました。
また、今回は、「国連平和の鐘」のレプリカを原爆ドーム前から世界に向けて鳴らすことができました。戦後の日本がまだ貧しい時代の1954年に、世界の恒久平和を祈念して中川千代治という方が国連本部にこの平和の鐘を寄贈されています。その鐘楼の礎石の下には広島、長崎の被爆した土が埋められているそうですが、その事実を知っている人はほとんどいません。日本人でも「国連平和の鐘」の存在さえ知らない人がほとんどです。今回、これらの二つのことは計画段階では無かったことですが、自然な形でコラボすることになりました。
また、最後の段階にはポルトガル語通訳でブラジルのグループにまで届く形ができ、朝の8時15分、地球の反対側の夜の8時15分同時に世界の平和を祈り、地球規模でのフラッグセレモニーを行うことができました。Zoom、Facebookを通して参加された方は21,000人、その後4万人程度になりました。今回のフラッグセレモニーを通して、広島、長崎の持つ使命の重要性と、また多くのグループとの連携の大切さ深く感じさせられました。今後とも変わらぬご支援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
世界人類が平和でありますように
ワールドピースフラッグセレモニーヒロシマ
T.S.
【参考】 この時の動画は、
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=t95X7LOMJMo でご覧いただけます。
英語版 https://www.youtube.com/watch?v=nY7KqF-BVAo

例年は広島WPPC の翌日の8 月7日に開催してまいりましたが、今年は、7月31日にオンラインで開催させていただきました。2020年からはコロナの影響のため、オンラインでの開催となっています。オンラインでの開催は3回目となります。今回は140名を超える方々にご参加いただきました。オンラインになってから、海外、また遠方からご参加くださる方々の数も増えてまいりまして、とてもありがたく思っています。
パソコンの操作に不案内なため、手間取ったり、音が聞こえなかったりという不手際もありまして参加者の皆様にはご迷惑をおかけしました。次回から技術面でサポートしてくださる方を考えていきたいと思っています。
例年の開催日であった8月7日は当地の七夕祭りと重なります。それにちなみまして、今回は、大阪のサムハラ神社と津山・加茂サムハラ神社(奥宮)との初のジョイントプログラムが実現いたしました。大阪のサムハラ神社に参拝された方々に、奥宮でのWPPC に向けて短冊に各自の願いを書いてもらい大阪でご祈念していただきました。
そして200枚以上の短冊が送られてまいりました。短冊に書かれていた美しい願いを見た時、私の心も喜びと感謝でいっぱいになりました。その短冊を笹に一枚づつくくりつけ、奥宮のご祭壇に奉納させていただきました。
大阪の荻野宮司様よりビデオによる開会のご挨拶をいただき、毎年、雅楽を演奏してくださっている上村ご夫妻には「ふるさと」を龍笛と笙で演奏していただきました。私たちの共通の「ふるさと(地球)」が、環境問題、パンデミック、戦争で世界全体がこのような厳しい状況の中で、明るい未来に向けて参加者の皆様が、心を一つに一国づつフラッグセレモニーを開催するこのWPPCにぴったりの曲であると思いました。
その地域にご縁の深い方々を中心に担当していただき(アメリカ、ロシア、イギリス、アルゼンチンなどの6名の方々)その国々の人々や自然が生き生きと平和に生きている姿をイメージしながら、一国づつ国名を英語で唱え、また各国の「平和」をあらわす言葉を現地語で唱えながら進めて参りました。
最後に、各国のリードをお願いした方々から感謝と愛のこもった平和のメッセージを参加者の皆様とシェアさせていただきました。
May Peace Prevail On Earth
K.Z.
ピースポール、ヒーリングプロジェクトに
カテゴリー:ピースポール
旧東ドイツの国家保安省(シュタージ)は、秘密警察と諜報機関を束ねる組織で、その効果の高さと抑圧的なスパイ活動の歴史(1950-1990)で知られています。これらが生んだ過酷な歴史に対し、それを癒そうとするヒーリングプロジェクトが、2021年、ライプツィヒ市にある旧国家保安省跡である聖マタイ教会の中庭で行われました。このプロジェクトでは、平和のシンボルとして移動式のピースポールが使われています。(ミュンヘンオフィス報告)
ベルリン平和の鐘協会の私の素晴らしい友人たちは、ベルリンからフランクフルト/オダー(ドイツには2つのフランクフルトがあります)へのバスツアーを企画しました。現地で平和の鐘を鳴らした後、ポーランドとの国境にあるライトワインまで移動し、ピースポールを建立するツアーです。ライトワインの市長(写真中央)も参加しました。
平和の鐘の会は、常々核兵器の危険性を訴えていますが、今回の旅は、ドイツ連邦議会を通過したばかりのドイツ軍への1000億ユーロの特別配分に同意しないことを平和的に訴えるために行われました。https://www.youtube.com/watch?v=AcZudzP89Po(ミュンヘンオフィス報告)

6月にドイツのライプツィヒで行われたダイバーシティ(多様性)会議に移動式のピースポールを設置しました。この会場は元発電所で、現在はアートスペースとして使われています。Power Plant for Arts(アートの発電所、アートの力を産む場所)という名称で、かっこいい感じの場所です。ドイツにはこうした発電所や使われなくなった倉庫などをアートスペースやダンスクラブに改築するのが流行しています。 (ミュンヘンオフィス報告)
夏至の日のリレーWPPC in 相模原(神奈川県)
カテゴリー:ピースセレモニー
いつも世界平和実現に向けて、みなさまの幅広いご活躍ありがとうございます。本日、相模原を中心にリモートで仲間と「夏至の日リレーWPPC」を開催いたしました。参加者数は9名でした。世界は依然として政治も経済も混乱を極めておりますが、みんなで一つにつながって、一筋の平和の光を意識して、世界の全ての国と地域に言霊の響きを届けられたように感じました。また大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の平和を最後に改めて祈りました。(Y.Y)
5月10日、スロバキアのコシス市では、ハンガリーの姉妹都市であるブダペスト市との交流の公式行事の際、市庁舎内に設置されたピースポールの中に、Covid-19の終焉とロシアのウクライナ侵攻の収束の願いを込めたメッセージカードを納めました。この様子はローカルテレビ局で報道されました。この姉妹都市間交流は2002年より毎年続けられています。 https://youtu.be/_alYkG33r_Q (クララ・ホドニチョバ報告)
スロバキアの企業でピースポール建立
カテゴリー:ピースポール
2022年6月8日、スロバキアのザモビカ市にある金属加工会社のリックマン社では、本社に続き、同工場にピースポールが建立されました。これはインドのアルコン社のグループ企業で、同グループ3本目のピースポールになります。アルコン社はインドでピースポールの普及活動を行っているNPOと提携しています。(ディンプル・ライ報告)
岸和田市でピースパル国際アートコンテストの展示会
カテゴリー:ピースパル
ピースパル国際アートコンテストの展示会を紹介する記事を見て、展示会の開催を思い立ちました。5月19日から23日まで大阪府岸和田市のショッピングモール、ラパーク岸和田内の長崎屋イベント広場にて、「親切」をテーマにした昨年のアートコンテストの受賞作品(入賞と佳作の計52点)を展示しました。大阪の有志の皆様も準備や接客にご協力くださり、長崎屋の方にも素晴らしい展示だと喜んでいただけました。
会場が駅近くでしたので買い物に訪れた方が来場して、作品を見て下さいました。
5歳から7歳の子どもたちの上手な絵をご覧になって大変驚かれ、「いいものを見せてもらった」とおっしゃってくださった方や、「これはどちらが主催されているのですか」、と聞いててくださる方もいらっしゃいました。
小学生の3人グループは感想を書くノートに、たくさんの国旗とハートの絵を描いてくれて、「たくさんの人々が絵を描いていると思うと、世界はつながっているのだなぁと思いました」と感想を書いてくれました。
また「平和を願っています」、「ロシアとウクライナの戦争が早く終わりますように」「平和を意識します」などの感想や「地球を大切に」と、地球を両手で抱いた絵を描いてくださった方もいました。
たくさんの方にいろいろと助けていただいて展示会が実施できました。
ボランティアグループ ハーモニー (T.H.)