今年のNHK大河ドラマの主人公、明智光秀ゆかりの地で田辺城跡のある京都の舞鶴公園にピースポールを建立しました。
新型コロナウイルスの影響で世の中が混とんとする中、分断ではなく、統合の道をと願いをこめて、今まで平和活動のため何度も訪れたこの地に、ピースメーカー6名の仲間の協力を得て建立することができました。
指定史跡のため市役所の許可が必要であり、埋蔵文化財が発掘される可能性もあることから条件は厳しかったのですが、市の担当者の方と丁寧にやり取りを重ねた結果、敷地内の一番良い場所が決まりました。
ピースポールの傍らには、年に2度花をつける冬桜も植樹しました。(M.F)
6月28日、 岡山市石山公園にてミニピースフェスティバルMay Peace 2020 in Okayama平和の樹Okayamaで主催しました。
岡山空襲の日の前日、コロナ旋風で世界の人々が悲しみ苦しみ恐怖の心で覆われている中、清水ゆきさんの平和の歌と、平和の樹で積み重ねてきた平和の響きを、平和で繋ぎ合う仲間たちと、岡山から世界へ、静かに熱く発信しました。(ソーシャルディスタンスに配慮して開催しました。)
1945年の岡山大空襲を祈念し、参加者全員の黙祷から始まり、清水ゆきさんの歌、大橋和文「平和の樹」代表の挨拶、清水ゆきさんの「亀島山の歌」などの後、岡山空襲時の証言集「むらさき花だいこんの願い」に所収されている山根俊子さんの体験記「私のあの日 あの時」が清水ゆきさんによって朗読されました。朗読後、山根俊子さんが壇上に上がり感激の挨拶をされ、最後に「平和が一番大事、戦争はダメ」と強く語られました。世界193ヵ国とその他の国々の平和を祈るセレモニーと続き、参加者全員の「ふるさと」合唱で締めくくられました。
平和の樹Okayama
コンゴ民主共和国のオイシャ市にピースポール建立
カテゴリー:ピースポール
コンゴ民主共和国のパスカル神父が2019年11月に五井平和財団を訪問しました。神父は20年前に五井平和財団の作文コンテストに参加して、それ以来日本のボランティアと関係を保っていました。
コンゴ民主共和国は、宝石や貴金属、コンピュータや電子機器に使われる希少金属を産出する本来豊かな国ですが、1998年以来、資源を奪い合って武装集団が、誘拐、殺害、レイプ、少年兵などの地獄さながらの様相を展開しています。
彼は10年ほど前にも母国にピースポールを建てていますが、それは大変な努力の末に実を結んだものです。彼が住んでいる地域からピースポールが日本から届いた首都まで2000キロ。日本で言えばだいたい北海道の端から九州の端までの距離です。彼はトラックで悪路をひた走り、盗賊や武装集団に襲われる危険を冒しながら、この距離を走ってピースポールを取りに行ったのでした。なんとか無事成功。
今回は、日本からピースポールを作るためのプレートが送られ、地元で用意した柱にそれを貼り付けてピースポールを作りました。彼は勇気を奮って、若者たちと一緒にそのピースポールをオイシャ市という日常的に犯罪や殺戮が横行する危険な町に建立しました。
彼がその場所を選んだ理由は、この町が最もピースポールと平和のメッセージを必要としているからとのことでした。彼は控えめで言葉少ない人物ですが、とても強く熱いハートを内に秘めています。
彼の言葉では、私たちは1月22日13時に深い意図をもってピースポールをオイシャ市に建立しました。暴力、殺害、誘拐がこの町では2014年以来、頻発しています。このような土地にピースポールを建立することが出来、この土地にも明るい希望の兆しが生まれたように感じたということです。
ピースポールが建てられたのは、同市のマバラコ中学校で、ここは国内避難民の方が避難生活を送っている場所です。避難民や生徒たち、学校関係者もみんなピースポールの建立を喜んでくれました。
コンゴ民主共和国が平和でありますように
M.M
9/21国際平和デー記念行事として、9月16日、WPPCとピースパレードを行いました。
今年は、はりまグローバルリンク単独で開催することになり、場所選び、プログラムについても、やりたいことをやる、夢の実現をコンセプトに、みんな一致協力して取り組みました。
場所は、「城を望み、時を感じ人が交流するおもてなし広場」として造られた姫路駅北にぎわい交流広場。WPPCは、広いステージに5ヶ国が整列すると、皆んなの祈り言葉に、空は澄み渡り、宇宙中が呼応し、応援しているようでした。若者たちが旗手に飛入り参加してくれたり、ある男性は最後まで何度も旗手を務め、記念撮影にも参加してくれました。また、広場管理者からは「とても楽しいイベントですね!」と喜ばれ、賛同のお言葉を頂きました。
パレードは、途中、陽気なフランス人カップルが加わり、姫路城前広場でお城をバックに一緒に記念撮影しました。その後、観光客の流れの中を、コースを折り返し、大手前通りの反対側、途中結構足どりが重くなったりしましたが、復路を終えた時は、疲れも吹飛び、達成感から、全身が喜びと感謝に包まれました。地元初参加4名は、WPPC、ピースパレードともに最後までご参加くださり、終始にこやかで笑顔でいらしたことが、印象的でした。
参加者34名。内はりまグローバルリンク15名、高齢他諸事情で準備からの実働は数名のところ、大阪・神戸・三田・岡山等遠方からのご協力を得て、はりまの地より世界の国々に平和の響きを届けることができました。
参加している最中のワクワク感、喜びはたとえようもなく昂揚していて、イベント終了後の達成感は全身歓びに満ちあふれました。やりたいことをやりきった!夢が実現した瞬間を体験させてもらいました。(H.T)
アメリカのサンタフェ市の修道院でWPPC&PP贈呈
カテゴリー:ピースセレモニー
10月10日アメリカのニューメキシコ州、サンフタフェ市ベコス村のベネディクト修道院でWPPCを開催しました。昨年、アメリカ人の友人とここへ来た時、アメリカ先住民のロル・コタンさんというアーティストの方と出会いました。日本人のような姓を持つ彼女はお父様がアパッチ族の出身でここで生まれ育った方でした。またこの修道院のシスターや修道院長も平和の集いが開かれることを喜んでくださり、今年、アメリカ在住のダニエル佐藤京子さんのご協力をいただきWPPCの開催が実現しました。また後日、修道院に建てられたピースポールのご報告ができますことを楽しみにしています。(Z.K)
アメリカのニューメキシコ州、サンタフェ市内のセント・ビーディーズ・エピスコパル・チャーチで10月11日にWPPCを開催しました。この教会はアメリカ人の友人が通っていた教会です。この教会の前庭にはエピスコパルチャーチの旗とともにレインボーカラーの旗があり、虹の色はあらゆる人々を受け入れるという教会の有り様を示しているということでした。
教会の代表のマイケルさんは東京三菱銀行で勤務されていたり、東京で働いていたイラン系アメリカ人のエブラハムさん、新日鉄で英語教師をしていたジョードさんといった日本にご縁のある方たちや地元のアメリカ人の方々、コロンビア出身、モンゴル出身のアメリカ人の人たちもWPPCに参加してくださいました。
海外では初めての試みでしたがZOOMを通じての中継をすることもできました。日本は朝の午前4時という大変早い時間にもかかわらず多くの方にご参加いただきました。またアメリカの方々もご参加いただき交流ができましたことを嬉しく思います。
WPPCの後、すぐに教会の正面にピースポールが建立されました。全米で多くのピースポールを建てられた経験を持たれているダニエル佐藤京子さんと現地の教会の方々のスピーディーな連携でまたたく間に完了しました。この教会を私に推薦してくれた友人も翌日、ピースポールを見て大変喜んでくれました。
(Z.K.)
2019年3月、フィリピン共和国ミンダナオ島アレオサン市役所前に7メートルのピースポールが完成しました。これは基礎設計からフィニッシュまですべて自分で行なった平和のシンボルで深い愛着があります。
もともとフィリピンで平和活動を行うきっかけとなったのは、第二次大戦の歴史ですが、過去5年間フィリピンの小中学校でフラッグセレモニーやピースポール建立を続けていくうちに、ミンダナオ島では25年以上続いたイスラム教勢力による内戦が、2013年に再発したことを知り、こちらに平和活動の目標を移しました。こちらではテロや誘拐事件が多数起こっています。
ミンダナオ島にはイスラム自治区があり、その境界線にミッドサヤップ市が有ります。この周辺は何度も何度もイスラム過激派組織の襲撃を受けている地域なので、ミッドサヤップ市長と面談しピースポール建立をお願いに上がりましたが、更に攻撃を受けることになるかもしれないとの懸念から断わられて、隣りの市であるアレオサン市の市長に懇願して許可をいただきました。
7メートルのピースポールにしようと考えた理由は、平和を強く求めていることを表現するため、巨大なピースポールを立てようと思い立ち、さらに自分の設計能力を活かして、7メートルに決めました。現在も使われている方言が4つ在り、日本語、英語以外でピースポールにあと2言語どれを使用するか決定するのに時間を要しました。市役所は、ピースポール建立に併せて芝生を新しく張り替え、ベンチ等もリニューアルして下さいました。完成式には、地元の多くの人々がお祝いに来てくれました。
O.A.
シカゴでは41回目のピースデーを9月23日に祝い、外交官、政府関係者、1000人を超える学生、老若男女の一般市民が参加しました。
その伝統としてロリ・ライトフット市長の合図で最初に一分間の黙祷が捧げられました。この女性市長は、シカゴのあらゆる民族コミュニティの平和と世界の平和に捧げるとスピーチしました。
午後のイベントのハイライトは、フラッグセレモニーです。世界各国の国旗が広場からステージに上がり、セレモニーが始まると参加市民は、ピース・イン・●●国!のよびかけに大きい声で元気に応えました。その後、スピーチ、音楽のライブ演奏と各国の伝統舞踊が次々に披露されました。ピースデー組織委員会は、シカゴの学校の生徒たちがピースデーに積極的に関われるよう、グッズを配りました。
シカゴのピースデーは、国連が国際平和デー採択に遡ること3年、1978年に開始されたものです。
今年のピースデーは、ピーススクールの校長であるチャールズ・キムさんが、シカゴ南部のジャクソンパーク内、日本庭園のフェニックスパークにある「スカイランディング」というオブジェの中で、平和瞑想を行って幕を開けました。このオブジェは、オノ・ヨーコさんデザインの蓮をモチーフにした造形です。平和瞑想は、息を吸うときに「ワールド」、吐くときに「ピース」と言いながら行う呼吸法を伴います。
「毎日を平和デーにする」という意気込みの下、ピーススクールはソーシャル・メディアで毎日一カ国ずつ、●●国が平和でありますようにというメッセージと写真を一緒にして発信しています。詳細は、buildthepeace.org.
ザ・ピース・スクール
伊勢市の茶房 河崎蔵でピースパルアート展
カテゴリー:ピースパル
伊勢の台所を支えた商人の町の蔵にある「河崎倉」は、常連客、よく開催されるジャズライブのお客さん、観光客の方も寄られるコーヒーの美味しい喫茶店です。店主の橋本信子様は、さまざまなイベントに協力されています。
今回は、道を歩いてる方からも見ることができる入り口に作品を展示させていただきました。
見られた方からは、「凄く作者の精神性を感じられる」「この年齢の子供たちの作品とは思えない」「14-16歳、第1位のガルシアさんの作品の目力に圧倒される」等の感想を伺っています。ちょうど第22回の作品募集期間ですので、こちらも案内させていただきました。
ラブリーアースパル
サイパンで慰霊とピースポールメンテナンス、他
カテゴリー:その他
今年もサイパンを訪れ、2019年9月22日(日)から25日(水)まで慰霊とピースポールメンテナンス確認、そしてサイパンのクリーンボランティアをしました。昨年も取材を受けたマリアナ観光局から取材の要請があり、取材を受けて、地元テレビのニュースで報道されました。
マリアナ観光局長のクリス(Mr. Chris Nelson )がここまでこだわってツーリストを地元TVニュースにのせたいと思うというのはまれだそうです。「大林グループがしてくれた事で地元住民や旅行者へのごみに関するメッセージに気づく事が出来た。対策も考えられたし本当に有難いと思っている」との事でした。
詳細はこちら
O.Y.