第7回高山寺WPPCを4月2日にオンラインで開催致しました。国内外から170名を超える皆様にご参加いただくことができました。
この場所が合気道の開創、植芝盛平翁の墓所である合気道の聖地、高山寺で開催されるWPPCということから、今回は、(合気道WPPC in 田辺・高山寺)という副タイトルをつけさせていただき、特に合気道に深く関わっていらっしゃる方々から心のこもったご協力をいただきました。
今回のプログラムは、Part 1(過去)ーPart 2―4 (現在)ーPart 5 (未来)という流れで進行しました。
Part 1 (経緯)ー(WPPCのきっかけ、偉大な先人たち)
なぜ、高山寺でWPPCが始まったかの経緯から始まり、この高山寺に平和のお祈りが層のように重なっている過去の歴史を振り返り、この地の偉大な先人の方々についてもご紹介しました。その中で、植芝盛平翁の墓所とその隣に立つピースポールから、植芝先生と五井先生の繋がり、お二人がとても深く、互いを尊敬しあっていたことなどを詩の朗読を通して味わっていただきました。
Part 2―4 (現在)ー(フラッグセレモニー、合気道についての愛あふれるビデオ鑑賞、雅楽「さくら さくら」の演奏)
メインプログラムのフラッグセレモニーは、今回、ニューヨークオフィスのご協力により新しいビデオを作っていただきました。音楽と共に、波打つ各国の国旗はとても生き生きとしてそこに生きる人や自然が息づいているように見えました。
各地域にご縁の深いリーダーの方々には、ご自身の体験の中から平和のメッセージをシェアしていただきました。その後、仲田さんの合気道と世界平和の愛あふれるビデオをゆっくりと拝見しました。
その後、上村さんご夫妻による雅楽「さくら さくら」を演奏していただき、満開の桜をイメージしながら音楽を楽しみました。
Part 5 (未来)ー(次回のWPPCへ向けて)
田辺市に2020年にオープンした植芝盛平記念館の写真や職員の方のビデオ、今までご紹介できなかった高山寺の貝塚や南方熊楠の墓所の写真や地元の方々のご挨拶のビデオなどをご紹介しました。最後に、このWPPC開催のきっかけとなった紀南ユネスコ協会の皆様との新しいネットワークの広がりをお伝えしました。
五井先生は合気道と世界平和の祈りは世界平和実現のための両輪であるとおっしゃっておられたそうです。今回のプログラムを通して、五井先生、植芝先生の残された遺産がどんなに素晴らしいものであったかまた改たな発見がありました。
先人の方々が残してくれた遺産「愛と平和」を私たちが受け取り、自分の内面、他者との関わりの中でその愛を深め、次の世代に届けられるようにしたいと切に願います。
皆様方のご参加、まことに有難うございました。また次回のご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。(Z.K.))
2020年には対馬のピースポールメンテナンスを仲間と行いましたが、今回はその手前にある壱岐島のピースポールメンテナンスを行いました。(11月1日~3日)参加メンバーは、佐賀の浦川さん、東京の橋爪さん、私たち夫婦の4人でした。
浦川さんがひと月前に壱岐に行き、2本のピースポールの状態を調べてくださいました。
今回はステッカーの貼替えは行わず、クリーニングと油性マジックで墨入れを行いました。
4人で合計3時間の作業となりました。
作業の後、改めて壱岐神社を参拝し、この他月読神社と小島神社も参拝しました。
壱岐島は、人口密度に対する神社の数が世界一で、ギネスブックに登録申請をされるのだそうです。
神社庁に登録されている神社だけでも150社、その他の神社、祠(ほこら)を含めると約千社にもなる」
人口はおよそ5万1千人くらいです。
壱岐を舞台にした数多くの神話も残っています。興味深い島でした。
(OY)
今年のピースフェスティバルin Okayamaは、80%雨の予報を覆し、13時よりピースコンサートで始まりました。13:45からピースフラッグセレモニー、15時より岡山市中心ぬの表町商店街でピースパレードをしました。参加者50人、パレード参加者は33人、有志の仲間たちと世界に向けて平和の響きを発信できました。実に49年目のピースパレードでした。
(平和の樹)
ドイツ・ モースバッハ市がピースポール建立/平和首長会議
カテゴリー:ピースポール
5月28日、モースバッハ市のシャトー・ティエリー広場では、14回目となるウクライナ平和追悼集会でピースポール建立式が行われ、亡くなったウクライナ人犠牲者に追悼の祈りが捧げられました。ミヒャエル・ジャン市長はスピーチで、ドイツ国内500カ所に建てられたピースポール付近を通る際には、平和の祈りを捧げてほしいと呼びかけました。(ミュンヘンオフィス報告)
ドイツ・トロイスドルフ市でピースポール建立/平和首長会議
カテゴリー:ピースポール
トロイスドルフ市では、ドイツ語、英語、ロシア語、ウクライナ語で平和のメッセージが刻まれた木製ピースポールが市庁舎横の緑地に建立され、4月27日にアレクサンダー・ビーバー市長による除幕式が行われました。同市に避難している625人のウクライナ人と共に、スピーチや音楽で平和への願いが表され、ウクライナ人グループからは平和の鳩をかたどったビスケットが参加者に配られました。(ミュンヘンオフィス報告)
ドイツのMayors for Peace によるピースポール建立/ラインハイム
カテゴリー:ピースポール
ドイツの平和首長会議(Mayors for Peace)では、ロシアのウクライナ侵攻を機に、加盟都市に平和のシンボルを掲げてアピールすることが呼びかけられ、ピースポールもその平和のシンボルとして建立が推奨されました。ドイツで平和首長会議に加盟しているのは、およそ300都市で、今までにヒュルベン、モースバッハ、ノイ=イ―ゼンブルク、・ライトワインの4都市で建立が行われました。これからも建立が増えていくことが期待されます。
最初のピースポールは、4月26日にラインハイム市で披露された、市内を移動できる可動式のもので、ウクライナ避難民と共に平和を祈るイベントが開催されました。
ミュンヘンオフィス報告
東京の戸越八幡神社にピースポール建立
カテゴリー:ピースポール
8月27日、ご縁をいただき、戸越八幡神社にピースポールを寄贈し、建立しました。孫ができて、この神社にお宮参りするようになり、宮司とお話しところ、五井昌久氏をご存知でした。ピースポールについて話してみると好意的だったので、寄付させていただくことに。場所は、御神木ケンポナシの木(品川区指定天然記念物)の前を選んでくださり、当日は世界人類が平和でありますようにの言葉を入れて祝詞もあげてくださいました。(K.Y)
9月25日、国際平和デーにリンクして、「地球に平和の祈りと感謝を捧げるセレモニー」をオンラインで開催しました。ZOOMとYoutubeで配信して200人位の方々が参加されました。最初と最後に宇宙と地球、大自然の美しい映像を流し、地球と生きとし生けるものへの感謝を捧げました。フラッグセレモニーでは、世界各国語で平和を祈り、10か国のネイティブボイスリーダーと共に祈りました。参加者全員が国境を越え、時空を超えて、心ひとつに愛の光で築き上げ、宇宙に鳴り響かせた、世界各国語の祈りのシンフォニーでした。イタリア (T.S)
8月9日、長崎平和公園、爆心地にて、第23回長崎WPPCを開催致しました。
はじめに広島WPFC開催30回、おめでとうございます。広島から長崎へと繫がるリレーのようにバトンを受け取り、平和へと続くこのセレモニーを開催できることを嬉しく思います。
コロナ禍となり3回目の開催で、飛び入り参加は極力控えさせていただいていますが、国内在住の外国の方々の参加があり、6カ国を全員で祈りました。国旗を持たずとも、カメラや映像に収める方もいらっしゃいました。
今年は特に核兵器廃絶を訴える団体も多く、核兵器廃絶に意識を持つ方が増えていることも認識されていると思います。広島、長崎は特に核兵器の被害を受けたこの地で規模の大小関わらず、1カ国1カ国の平和を祈り続けることの大事さを強く実感いたしました。
また、長崎WPPCのためにピースグッズを送ってくださった方々に感謝申し上げます。飛び入りの方や周辺の方にプレゼントしてとても喜ばれました。
来年もこの地でセレモニーを開催し、平和への意識を高めていきたいと思います。
長崎WPPC実行委員会
Y.C.
今回のセレモニーでは、行方不明であった「広島大仏」が67年ぶりに広島に里帰りされた時期と重なりました。広島大仏は1955年まで、焼け野原の原爆ドーム前で被災者の供養をされていた大仏さんです。残念ながら広島市民でもその存在を知っている人は、ご高齢のごくわずかの方のみです。広島大仏が安置されている奈良の極楽寺の住職、田中全義様からメッセージをいただきました。
また、今回は、「国連平和の鐘」のレプリカを原爆ドーム前から世界に向けて鳴らすことができました。戦後の日本がまだ貧しい時代の1954年に、世界の恒久平和を祈念して中川千代治という方が国連本部にこの平和の鐘を寄贈されています。その鐘楼の礎石の下には広島、長崎の被爆した土が埋められているそうですが、その事実を知っている人はほとんどいません。日本人でも「国連平和の鐘」の存在さえ知らない人がほとんどです。今回、これらの二つのことは計画段階では無かったことですが、自然な形でコラボすることになりました。
また、最後の段階にはポルトガル語通訳でブラジルのグループにまで届く形ができ、朝の8時15分、地球の反対側の夜の8時15分同時に世界の平和を祈り、地球規模でのフラッグセレモニーを行うことができました。Zoom、Facebookを通して参加された方は21,000人、その後4万人程度になりました。今回のフラッグセレモニーを通して、広島、長崎の持つ使命の重要性と、また多くのグループとの連携の大切さ深く感じさせられました。今後とも変わらぬご支援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
世界人類が平和でありますように
ワールドピースフラッグセレモニーヒロシマ
T.S.
【参考】 この時の動画は、
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=t95X7LOMJMo でご覧いただけます。
英語版 https://www.youtube.com/watch?v=nY7KqF-BVAo