例年は広島WPPC の翌日の8 月7日に開催してまいりましたが、今年は、7月31日にオンラインで開催させていただきました。2020年からはコロナの影響のため、オンラインでの開催となっています。オンラインでの開催は3回目となります。今回は140名を超える方々にご参加いただきました。オンラインになってから、海外、また遠方からご参加くださる方々の数も増えてまいりまして、とてもありがたく思っています。
パソコンの操作に不案内なため、手間取ったり、音が聞こえなかったりという不手際もありまして参加者の皆様にはご迷惑をおかけしました。次回から技術面でサポートしてくださる方を考えていきたいと思っています。
例年の開催日であった8月7日は当地の七夕祭りと重なります。それにちなみまして、今回は、大阪のサムハラ神社と津山・加茂サムハラ神社(奥宮)との初のジョイントプログラムが実現いたしました。大阪のサムハラ神社に参拝された方々に、奥宮でのWPPC に向けて短冊に各自の願いを書いてもらい大阪でご祈念していただきました。
そして200枚以上の短冊が送られてまいりました。短冊に書かれていた美しい願いを見た時、私の心も喜びと感謝でいっぱいになりました。その短冊を笹に一枚づつくくりつけ、奥宮のご祭壇に奉納させていただきました。
大阪の荻野宮司様よりビデオによる開会のご挨拶をいただき、毎年、雅楽を演奏してくださっている上村ご夫妻には「ふるさと」を龍笛と笙で演奏していただきました。私たちの共通の「ふるさと(地球)」が、環境問題、パンデミック、戦争で世界全体がこのような厳しい状況の中で、明るい未来に向けて参加者の皆様が、心を一つに一国づつフラッグセレモニーを開催するこのWPPCにぴったりの曲であると思いました。
その地域にご縁の深い方々を中心に担当していただき(アメリカ、ロシア、イギリス、アルゼンチンなどの6名の方々)その国々の人々や自然が生き生きと平和に生きている姿をイメージしながら、一国づつ国名を英語で唱え、また各国の「平和」をあらわす言葉を現地語で唱えながら進めて参りました。
最後に、各国のリードをお願いした方々から感謝と愛のこもった平和のメッセージを参加者の皆様とシェアさせていただきました。
May Peace Prevail On Earth
K.Z.
ピースポール、ヒーリングプロジェクトに
カテゴリー:ピースポール
旧東ドイツの国家保安省(シュタージ)は、秘密警察と諜報機関を束ねる組織で、その効果の高さと抑圧的なスパイ活動の歴史(1950-1990)で知られています。これらが生んだ過酷な歴史に対し、それを癒そうとするヒーリングプロジェクトが、2021年、ライプツィヒ市にある旧国家保安省跡である聖マタイ教会の中庭で行われました。このプロジェクトでは、平和のシンボルとして移動式のピースポールが使われています。(ミュンヘンオフィス報告)
ベルリン平和の鐘協会の私の素晴らしい友人たちは、ベルリンからフランクフルト/オダー(ドイツには2つのフランクフルトがあります)へのバスツアーを企画しました。現地で平和の鐘を鳴らした後、ポーランドとの国境にあるライトワインまで移動し、ピースポールを建立するツアーです。ライトワインの市長(写真中央)も参加しました。
平和の鐘の会は、常々核兵器の危険性を訴えていますが、今回の旅は、ドイツ連邦議会を通過したばかりのドイツ軍への1000億ユーロの特別配分に同意しないことを平和的に訴えるために行われました。https://www.youtube.com/watch?v=AcZudzP89Po(ミュンヘンオフィス報告)
6月にドイツのライプツィヒで行われたダイバーシティ(多様性)会議に移動式のピースポールを設置しました。この会場は元発電所で、現在はアートスペースとして使われています。Power Plant for Arts(アートの発電所、アートの力を産む場所)という名称で、かっこいい感じの場所です。ドイツにはこうした発電所や使われなくなった倉庫などをアートスペースやダンスクラブに改築するのが流行しています。 (ミュンヘンオフィス報告)
夏至の日のリレーWPPC in 相模原(神奈川県)
カテゴリー:ピースセレモニー
いつも世界平和実現に向けて、みなさまの幅広いご活躍ありがとうございます。本日、相模原を中心にリモートで仲間と「夏至の日リレーWPPC」を開催いたしました。参加者数は9名でした。世界は依然として政治も経済も混乱を極めておりますが、みんなで一つにつながって、一筋の平和の光を意識して、世界の全ての国と地域に言霊の響きを届けられたように感じました。また大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の平和を最後に改めて祈りました。(Y.Y)
5月10日、スロバキアのコシス市では、ハンガリーの姉妹都市であるブダペスト市との交流の公式行事の際、市庁舎内に設置されたピースポールの中に、Covid-19の終焉とロシアのウクライナ侵攻の収束の願いを込めたメッセージカードを納めました。この様子はローカルテレビ局で報道されました。この姉妹都市間交流は2002年より毎年続けられています。 https://youtu.be/_alYkG33r_Q (クララ・ホドニチョバ報告)
スロバキアの企業でピースポール建立
カテゴリー:ピースポール
2022年6月8日、スロバキアのザモビカ市にある金属加工会社のリックマン社では、本社に続き、同工場にピースポールが建立されました。これはインドのアルコン社のグループ企業で、同グループ3本目のピースポールになります。アルコン社はインドでピースポールの普及活動を行っているNPOと提携しています。(ディンプル・ライ報告)
岸和田市でピースパル国際アートコンテストの展示会
カテゴリー:ピースパル
ピースパル国際アートコンテストの展示会を紹介する記事を見て、展示会の開催を思い立ちました。5月19日から23日まで大阪府岸和田市のショッピングモール、ラパーク岸和田内の長崎屋イベント広場にて、「親切」をテーマにした昨年のアートコンテストの受賞作品(入賞と佳作の計52点)を展示しました。大阪の有志の皆様も準備や接客にご協力くださり、長崎屋の方にも素晴らしい展示だと喜んでいただけました。
会場が駅近くでしたので買い物に訪れた方が来場して、作品を見て下さいました。
5歳から7歳の子どもたちの上手な絵をご覧になって大変驚かれ、「いいものを見せてもらった」とおっしゃってくださった方や、「これはどちらが主催されているのですか」、と聞いててくださる方もいらっしゃいました。
小学生の3人グループは感想を書くノートに、たくさんの国旗とハートの絵を描いてくれて、「たくさんの人々が絵を描いていると思うと、世界はつながっているのだなぁと思いました」と感想を書いてくれました。
また「平和を願っています」、「ロシアとウクライナの戦争が早く終わりますように」「平和を意識します」などの感想や「地球を大切に」と、地球を両手で抱いた絵を描いてくださった方もいました。
たくさんの方にいろいろと助けていただいて展示会が実施できました。
ボランティアグループ ハーモニー (T.H.)
コンスタンツ湖のピースウォーク
カテゴリー:その他
毎年イースターの時期になると、オーストリア最大の湖であるコンスタンツ湖畔の町から LAKE CONSTANZ PEACE WALK "というイベントが開催されています。(オーストリア、スイス、ドイツにまたがるこの湖をご存知でしょうか?)今年は、ピースウォークの主催者の一人が2015年に素晴らしいピースポールを建てたブレゲンツで開催されました。今年はウクライナでの戦争のため、多くの人々が反戦や環境保護を訴えて参加し、警察やテレビの発表では参加者700人~1000人ということでした。
以下の報道では、実際のポールは見えませんが、新聞の見出しには「ピースポールにて平和の祈りを捧げる」と書かれています。コンスタンツ湖ピースウォークの公式プログラムで14時30分にピースポールが紹介され、参加者全員がブレンゲンツのピースポールに立ち寄り、そこでウクライナ戦争への3分間の黙祷を捧げ、その後湖畔を歩きました。ピースポールが見えないほどの人だかりでした。非常に有名なテレビ局のSWRものORFでも報道されました。
(ミュンヘンオフィス報告)
第6回高山寺WPPCを3月27日にZoomによるオンラインで開催し、約160名の方々にご参加いただきました。今回は日本語と英語の二言語で行ったので、海外からも多数ご参加いただきました。
行事開始の10分前からは世界の各地に建つピースポールと合気道の方々のお写真の紹介、田辺市に2020年にオープンした植芝盛平記念館の写真や、ビデオなどを見ていただきました。今回は、合気道の開創、植芝盛平翁の墓所である合気道の聖地、高山寺のWPPCということで、各国・各地域のリーダーには、植芝先生の合気(愛気)の精神で日々、合気道をされている国内外の方々にお願いしました。これらの方々には、合気道を通してのご自身の深い体験と各人の素晴らしい平和メッセージをシェアしていただきました。
その後フラッグセレモニーを行い、最後に、ウクライナとロシアへは現地語でそれぞれの国が平和でありますようにと唱えました。ウクライナ出身のアレクサンドルさんがビデオを通して「愛のメッセージ」(この世界が愛で満たされますように。すべての人々が愛し合えますように)というメッセージと共に、ウクライナ語で「ウクライナが平和でありますように」ロシア語で「ロシアが平和でありますように」と唱えてくださいました。ロシアからも参加されていたのでこのメッセージは彼らにも届いたと思います。
プログラムの最後に高山寺ご住職の曽我部さまよりビデオで閉会のご挨拶をしていただき、第6回高山寺WPPCを無事終了いたしました。
ロシアとウクライナの戦争が始まり、パンデミックが長引く中、経済的、社会的に大きな問題が出てきている一方、このような状況の中で、地球規模でますます多くの人々が、人として大切なものに目を向け始め、平和への連帯が広がりつつあることを強く感じています。私たちは同じ地球に住む兄弟姉妹であり、ウクライナとロシアの問題は私たちの問題でもあると思えるようになってきていると感じています。このような時期に世界の国々に対して一国一国、その国の人と自然が本来の調和した姿を現しますようにと世界平和を発信してゆくWPPCの行事の意義深さを今回の行事を通して改めて再認識することができました。
参加された方々からのメッセージで、五井先生は合気道と世界平和の祈りは世界平和実現のための両輪であるとおっしゃられていた、ということをお話しいただきました。愛と光が一日も早く表に現れることを願いながら、来年の7回目もWPPCを通して世界平和を発信して行く機会にできればと願っています。
K. Z.